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「23か月目だから、返さないと損だよね?」
そう思って、なんとなく次も返却型で機種変更しようとしていませんか。
実は、返却は義務ではありません。計算してみると、今のスマホで足りている人は、返さずに使い続けるのがいちばん安く済みます。
30秒でわかる結論
今のスマホで困っていない人
そのまま使い続けるのが第一候補2年後に売る前提でも、買い替えより約2.5万円少なく済みます。
買い替えたい人
次は「買い切り」が有力次も返却型にするより約2.7万円少ない計算。売値を低めに見ても約1.2万円少なく済みます。
返却型の利用料が免除される人
買い切りと「ほぼ互角」差は約5,000円。自分で売る手間を避けたいなら、返却型を選ぶ理由があります。
毎月の通信費を下げたいなら、端末はそのままで回線だけ見直す手もあります(例:23か月で33,040円安くなる)。
※ iPhone 16を使い続ける場合と、iPhone 17eへ買い替える場合の計算例にもとづく結論です。金額は2026年9月13日時点。自分の契約に当てはめて比較する方法も解説します。
0130秒で決める:あなたはどれ?
2つの質問に答えるだけで、見るべき選び方が決まります。
02返却の前に知っておきたい4つのこと
POINT 2
払い終えた分は、どれを選んでも戻らない
今回の例では、これまでに55,440円を払っています。返しても使い続けても戻らないお金です。
「元を取るために返す」必要はありません。これから払う金額だけで比べましょう。
POINT 3
今のスマホを返すのに、利用料はかからない
2026年3月に「プログラム利用料」ができましたが、3月4日までに加入した端末は対象外です。
かかるのは、これから買う次の端末を返すときです。変更告知
POINT 4
迷っているなら、残価を一括で払わない
23か月目に返さないと、残価は24回払いになります。その間(24〜46か月目)に返せば、以降の支払いは不要です。
ただし一括で精算すると、返却の仕組みは使えなくなります。重要事項
03比べる3つの選び方と、計算の条件
ここからは、返却時期が近づいたiPhone 16を使っている人を例に、3つの選択肢を計算します。
計算例の条件(2026年9月13日時点)
- 今のスマホ
- iPhone 16 128GB(2024年10月にドコモで購入)
残価 89,760円・故障なし - 今の回線
- ahamo・月20GB以内・短い通話が中心
- 比べる期間
- 2026年10月〜2028年8月の23か月
- 次のスマホ
- B・CともにiPhone 17e 256GB
買い方の違いを比べるための例で、機種のおすすめではありません
Cのように「今の端末はドコモに返し、次は別の店で買う」こともできます。回線はそのまま使えます(eSIMの移行は必要)。
04まず、これから払う金額を比べる
これから払う端末代(23か月・税込)
修理なし・割引なしの場合。売却は考えません。
内訳を表で見る
| 選び方 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| A | 89,760円 | 今の端末の残価 |
| B | 101,618円 | ドコモ価格139,810円−次の残価60,192円=79,618円(23回分)+返却時の利用料22,000円 |
| C | 124,800円 | Appleでの一括購入価格 |
Bはahamoのまま機種変更する例で、他社からの乗り換え割引は含みません。通信料・補償オプション・ポイント還元も含みません。
いちばん少ないのは、使い続けるA。次も返却型のBより11,858円少なくなります。
返却すると約9万円の残価が消えるので、つい得に見えます。でも次の端末を用意する分、結局は多く払うことになるのです。
月々の額にだまされない
Bは23回分だけなら79,618円で、Aより安く見えます。でも返すときに利用料22,000円がかかります。必ず総額で比べましょう。
ただし、この比較だけでは決めきれません。2年後に手元に残るものが違うからです。AとCには端末が残り、売ればお金が戻ってきます。そこで次は「2年後に売る」前提でそろえます。
052年後に売る前提でそろえると、差がはっきりする
計算はシンプルです。払う金額 − 2年後に売って戻る金額 = 実質の負担。戻る金額は、買取額から送料や減額を引いた「手取り」で考えます。
2年後、いくらで売れそう?
将来の中古価格は誰にもわかりません。2026年9月13日に確認した買取相場と過去の推移を参考に、売却手取りを3通りに置いて比較します。
CiPhone 17e(2028年8月)
今の買取は69,000〜86,000円。過去の機種は、同じ期間で平均買取額の約55〜85%が残りました。
AiPhone 16(2028年8月)
2年後は発売から約4年。今ちょうど4年目のiPhone 14の買取(37,000〜49,000円)を参考にしています。
単位は円。正常に動き、電池の最大容量80%以上、付属品あり、送料無料の買取を使う想定です。予測や保証ではなく、故障や劣化があるとさらに下がります。
結果:中心の見込みで比べると
2年後に売った場合の実質負担
A・Cは中心の見込みで売った場合。Bは返却するので売却なし。
- 実質の負担
- 売って戻る分
このグラフから、読み取れることは3つです。
- 今のスマホで足りるなら、Aがいちばん少ない。
買い切りCに替えると25,040円多くかかります。この差額を払ってでも新しい端末にしたいか、がポイントです。 - 買い替えるなら、通常はCがBより有利。
Cは通常のBより26,818円少なく済みます。 - 利用料が免除されるBとCは、ほぼ互角。
差は4,818円だけ。売値が少し下がれば逆転します。
売値しだいで、どこで逆転する?
Cが得かどうかは、2年後の売値(手取り)で決まります。境目を線の上に並べると、こうなります。
iPhone 17eの2年後の手取りと、得になる選び方
線より右(高く売れる)ほど、買い切りCが有利になります。
売値ごとの数字を表で見る
| Cの手取り | Cの実質負担 | 通常B(101,618円)と比べて | 免除B(79,618円)と比べて |
|---|---|---|---|
| 弱め 35,000円 | 89,800円 | Cが11,818円少ない | Bが10,182円少ない |
| 中心 50,000円 | 74,800円 | Cが26,818円少ない | Cが4,818円少ない |
| 強め 70,000円 | 54,800円 | Cが46,818円少ない | Cが24,818円少ない |
境目の計算:124,800円−101,618円=23,182円、124,800円−79,618円=45,182円。
通常のBが相手なら、境目は23,182円。弱めの見込み(3.5万円)でも超えるので、Cはかなり余裕を持って有利です。
免除のBが相手だと、境目は45,182円。中心の見込みとは5,000円ほどしか離れていません。
電池の劣化で逆転することも
中古店のイオシスでは、電池の最大容量が80%未満だと買取額が20%下がる基準があります。手取りが5万円から4万円に下がると、Cの負担は84,800円。免除のBのほうが5,182円少なくなります。
06タイプ別:あなたにはどれが合う?
計算上いちばん安く、データ移行や機種選びの手間もありません。回線にも不満がなければ、何も変えずに終わらせるのも立派な選択です。
電池だけが不満なら
交換して使い続けても安く済みます。ドコモのiPhoneリペアコーナー(2026年8月の料金表)では、iPhone 16の電池交換は17,200円。これを足しても実質負担は66,960円で、買い切りCより7,840円少ない計算です。
修理代は補償の有無や依頼先で変わります。容量不足やカメラへの不満など、電池交換で解決しない悩みがあるなら、買い替えの差額を払う意味があります。
売値を低めに見積もっても、通常の返却型より有利です。
- 2年後の返却期限を気にしなくていい
- 気に入れば3年、4年と使い続けられる
- データ移行は1回で済む
注意
最初にまとまったお金が必要です。一括で払ったあとも、生活費に余裕があるか確かめてから選びましょう。
買い切りとの差は約5,000円。中古店に売る手間や、相場が下がるリスクを負いたくないなら、十分に合理的な選択です。
免除には条件がある
今の「ドコモで買替えおトク割」は、2年後に次の機種をドコモで買い、購入日を含む31日以内に返却を申し込むなどが条件です。先に返却を申し込んでから機種を買うと対象外になります。適用条件
2028年にも同じ条件かはわかりません。また、免除のためにドコモで他店より高く買うなら、その差額もBの負担に足して比べましょう。
手間の少なさも、大事な判断材料
端末も回線も替えて、特典の申請や返却期限も追いかける……となると作業はかなり増えます。浮くお金と手間を比べて、自分が管理しやすい組み合わせを選びましょう。
07通信費は、端末と別に見直す
「毎月のスマホ代が高い」のが悩みなら、新しい端末を買う前に、回線を見直すほうが効くこともあります。端末と回線は別々に選べます。
例:ahamoから日本通信に替えると(23か月)
2026年9月13日時点の基本料金。日本通信は1回5分かけ放題を選択。
回線を替えるときは、次の点も確かめておきましょう。
- ドコモで買った端末の残りの支払いは、回線を移しても消えません。返却の手続きもドコモで続きます(回線がなくてもdアカウントで利用可)。
- 切り替え月の料金の重なり、追加の通話・データ料金、なくなる家族割などは差し引いて考える。
- 月20GBを超える人、5分以上の通話が多い人、ahamoの海外データを使う人には、この差はそのまま当てはまりません。
回線選びは関連動画「スマホはそのまま、回線を選び直す」でも解説しています。
08返すと決めたら:損しない5つの手順
返却の申込は、取り消せません
申し込んだあとのキャンセルはできません。準備を全部済ませてから申し込むのが鉄則です。重要事項
- 今のスマホの買取査定を取る
今回の例では、iPhone 16の買取が71,000〜95,000円、残価は89,760円。高く売れれば、返すより「残価を払って売る」ほうが得な場合もあります。
上限でも差は5,240円で、付属品の欠品などですぐ消える程度です。なお、同じ端末を「返却」と「売却」の両方には使えません。
【広告】売却も比較したい人へ
返却するか迷うときは、残価と売却時の手取りを比べるために、ネットオフの買取価格・条件も確認できます。以下はネットオフへの広告リンクです。本文の買取相場は別の調査資料にもとづき、ネットオフの査定額を保証するものではありません。
表示価格と実際の査定額は異なる場合があります。残債・端末の状態・ネットワーク利用制限による減額を確認してください。ネットオフの利用制限に関する条件も確認できます。査定の比較前に残価を一括精算したり、返却手続きを進めたりせず、契約上の選択肢を確認してから判断しましょう。
- 次のスマホを用意する
月末に買った直後などは、同じ月のうちに返却を申し込めない場合があります。ぎりぎりにしないようにしましょう。
- データを移して、動作を確かめる
写真・連絡先・認証アプリ・eSIM・キャッシュレス決済・スマートウォッチの連携まで、新しい端末で使えることを確認します。
- 返却を申し込み、期限までに届ける
23か月目のうちに申し込みます。郵送なら、申込の翌月末までに到着が必要です。
9月中に申し込む→10月末までに到着させる「月末に発送すればOK」ではなく、届いている必要があります。
- 初期化して発送し、最後まで見届ける
Appleの手順で初期化します。iCloudと同期したまま写真を手で消すと、他の端末からも消えるので注意。発送記録を残し、査定結果と請求への反映まで確認したら完了です。
自分の数字で比べるための準備メモ
- 今のスマホの残価・加入した月・今が何か月目かMy docomoで確認できます
- 修理が必要かどうか(必要なら見積もり)
- 次の候補の支払総額と、返すときの利用料他社からの乗り換え向け価格と、機種変更の価格を取り違えない
- 今のスマホの買取査定額
- 直近3か月のデータ量・通話・追加料金
これがそろえば、この記事と同じ手順で自分の答えが出せます。
09よくある質問
23か月目を過ぎたら、もう返せない?
返せます。24〜46か月目に返せば、申込の翌月以降の支払いは不要です。ただし、それまでに払った分は戻らないので、23か月目に返すより負担は増えます。残価を一括で精算すると使えなくなる点に注意してください。ドコモFAQ
売るつもりがない場合は、どれを見ればいい?
04章の「これから払う金額」を見てください。売らない人は、戻る金額を引きません。そのうえで、AとCは端末が手元に残り、そのまま使い続けられる点を加味して選びましょう。
傷や故障があっても返せる?
返せますが、状態によっては故障時の利用料がかかることがあります。この記事の計算は追加費用なしの例です。修理する前に、返却条件と修理見積もりの両方を確認しましょう。関連動画「ドコモ返却前に修理する?」も参考にしてください。
記事の価格は、今も同じ?
いいえ。端末価格・修理代・買取相場・回線料金は2026年9月13日時点の例です。自分で比べるときは最新の見積もりを使ってください。返却のルール(取消不可、期限、利用料の有無など)は、2026年9月29日にドコモ公式サイトで確認しています。
auやソフトバンクでも同じ考え方でいい?
「払う金額−売って戻る金額」で比べる考え方は同じです。ただし返却の条件や期限、利用料は会社ごとに違うので、この記事の数字はそのまま使えません。ドコモの早期返却向け「いつでもカエドキプログラム+」も仕組みが違います。
動画でも解説しています
記事と同じA・B・Cで、約29分かけて詳しく計算しています。見たい場面から再生できます。
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