ドコモのスマホ2年返却、次はどうする?使い続ける・返却型・買い切りを2年後まで計算して比較

Aは今の端末を使い続ける。Bは今の端末を返し、次も返却型にする。Cは今の端末を返し、次を買い切る。回線は別に見直す。 スマホ
スマホ2年返却後の3つの選択肢。

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文:タコ博士 | 返却ルール確認:2026年9月29日 | 金額:2026年9月13日時点の計算例

「23か月目だから、返さないと損だよね?」

そう思って、なんとなく次も返却型で機種変更しようとしていませんか。

実は、返却は義務ではありません。計算してみると、今のスマホで足りている人は、返さずに使い続けるのがいちばん安く済みます。

30秒でわかる結論

A

今のスマホで困っていない人

そのまま使い続けるのが第一候補2年後に売る前提でも、買い替えより約2.5万円少なく済みます。

C

買い替えたい人

次は「買い切り」が有力次も返却型にするより約2.7万円少ない計算。売値を低めに見ても約1.2万円少なく済みます。

B

返却型の利用料が免除される人

買い切りと「ほぼ互角」差は約5,000円。自分で売る手間を避けたいなら、返却型を選ぶ理由があります。

毎月の通信費を下げたいなら、端末はそのままで回線だけ見直す手もあります(例:23か月で33,040円安くなる)。

※ iPhone 16を使い続ける場合と、iPhone 17eへ買い替える場合の計算例にもとづく結論です。金額は2026年9月13日時点。自分の契約に当てはめて比較する方法も解説します。

0130秒で決める:あなたはどれ?

2つの質問に答えるだけで、見るべき選び方が決まります。

Q1. 今のスマホで、困っていることはない?電池の減り、容量不足、動作の遅さなど
ない
A使い続けるいちばん安く、手間もかかりません。
ある
電池だけの不満なら、電池交換でAも検討。それ以外は買い替えへ。
→ Q2へ
Q2. 2年後に利用料の免除を使えて、自分で売るのは避けたい?免除の条件は5章で解説
はい
B次も返却型買い切りとほぼ互角。手間の少なさで選べます。
いいえ
C買い切り今回の条件ではいちばん有利な買い替え方です。

02返却の前に知っておきたい4つのこと

POINT 1

返さなくても、罰金はない

返さない場合は、最後に残しておいた代金(残価)を払って使い続けるだけです。

返せば残価はなくなりますが、代わりに次の端末代がかかります。ドコモFAQ

POINT 2

払い終えた分は、どれを選んでも戻らない

今回の例では、これまでに55,440円を払っています。返しても使い続けても戻らないお金です。

「元を取るために返す」必要はありません。これから払う金額だけで比べましょう。

POINT 3

今のスマホを返すのに、利用料はかからない

2026年3月に「プログラム利用料」ができましたが、3月4日までに加入した端末は対象外です。

かかるのは、これから買う次の端末を返すときです。変更告知

POINT 4

迷っているなら、残価を一括で払わない

23か月目に返さないと、残価は24回払いになります。その間(24〜46か月目)に返せば、以降の支払いは不要です。

ただし一括で精算すると、返却の仕組みは使えなくなります。重要事項

03比べる3つの選び方と、計算の条件

ここからは、返却時期が近づいたiPhone 16を使っている人を例に、3つの選択肢を計算します。

Aは今の端末の残りを払い使い続ける。Bは今の端末を返し、次の端末も返却型で買う。Cは今の端末を返し、次の端末を買い切る。回線の見直しは別に考える。

A使い続ける

残価を払って、今のiPhone 16をそのまま使う。

B次も返却型

今の端末を返し、次をドコモの返却プログラムで買う。2年後にまた返す。

C買い切り

今の端末を返し、次をAppleで一括購入。自分の物として持つ。

計算例の条件(2026年9月13日時点)

今のスマホ
iPhone 16 128GB(2024年10月にドコモで購入)
残価 89,760円・故障なし
今の回線
ahamo・月20GB以内・短い通話が中心
比べる期間
2026年10月〜2028年8月の23か月
次のスマホ
B・CともにiPhone 17e 256GB
買い方の違いを比べるための例で、機種のおすすめではありません

Cのように「今の端末はドコモに返し、次は別の店で買う」こともできます。回線はそのまま使えます(eSIMの移行は必要)。

04まず、これから払う金額を比べる

これから払う端末代(23か月・税込)

修理なし・割引なしの場合。売却は考えません。

A使い続ける2年後:iPhone 16が残る
89,760円
B次も返却型2年後:返すので何も残らない
101,618円
C買い切り2年後:iPhone 17eが残る
124,800円
内訳を表で見る
選び方金額内訳
A89,760円今の端末の残価
B101,618円ドコモ価格139,810円−次の残価60,192円=79,618円(23回分)+返却時の利用料22,000円
C124,800円Appleでの一括購入価格

Bはahamoのまま機種変更する例で、他社からの乗り換え割引は含みません。通信料・補償オプション・ポイント還元も含みません。

いちばん少ないのは、使い続けるA。次も返却型のBより11,858円少なくなります。

返却すると約9万円の残価が消えるので、つい得に見えます。でも次の端末を用意する分、結局は多く払うことになるのです。

!月々の額にだまされない

Bは23回分だけなら79,618円で、Aより安く見えます。でも返すときに利用料22,000円がかかります。必ず総額で比べましょう。

ただし、この比較だけでは決めきれません。2年後に手元に残るものが違うからです。AとCには端末が残り、売ればお金が戻ってきます。そこで次は「2年後に売る」前提でそろえます。

052年後に売る前提でそろえると、差がはっきりする

計算はシンプルです。払う金額 − 2年後に売って戻る金額 = 実質の負担。戻る金額は、買取額から送料や減額を引いた「手取り」で考えます。

2年後、いくらで売れそう?

将来の中古価格は誰にもわかりません。2026年9月13日に確認した買取相場と過去の推移を参考に、売却手取りを3通りに置いて比較します。

CiPhone 17e(2028年8月)

弱め35,000
中心50,000
強め70,000

今の買取は69,000〜86,000円。過去の機種は、同じ期間で平均買取額の約55〜85%が残りました。

AiPhone 16(2028年8月)

下限35,000
中心40,000
上限45,000

2年後は発売から約4年。今ちょうど4年目のiPhone 14の買取(37,000〜49,000円)を参考にしています。

単位は円。正常に動き、電池の最大容量80%以上、付属品あり、送料無料の買取を使う想定です。予測や保証ではなく、故障や劣化があるとさらに下がります。

結果:中心の見込みで比べると

2年後に売った場合の実質負担

A・Cは中心の見込みで売った場合。Bは返却するので売却なし。

  • 実質の負担
  • 売って戻る分
A使い続ける
49,760円

89,760円 − 売って戻る40,000円

C買い切り
74,800円

124,800円 − 売って戻る50,000円

B次も返却型(利用料免除)
79,618円

23回分79,618円・利用料0円

B次も返却型(通常)
101,618円

79,618円 + 利用料22,000円

このグラフから、読み取れることは3つです。

  1. 今のスマホで足りるなら、Aがいちばん少ない。
    買い切りCに替えると25,040円多くかかります。この差額を払ってでも新しい端末にしたいか、がポイントです。
  2. 買い替えるなら、通常はCがBより有利。
    Cは通常のBより26,818円少なく済みます。
  3. 利用料が免除されるBとCは、ほぼ互角。
    差は4,818円だけ。売値が少し下がれば逆転します。

売値しだいで、どこで逆転する?

Cが得かどうかは、2年後の売値(手取り)で決まります。境目を線の上に並べると、こうなります。

iPhone 17eの2年後の手取りと、得になる選び方

線より右(高く売れる)ほど、買い切りCが有利になります。

23,182円 45,182円
Bが得
免除Bが得
Cが得
0円4万円8万円
弱め3.5万円 中心5万円 強め7万円
売値ごとの数字を表で見る
Cの手取りCの実質負担通常B(101,618円)と比べて免除B(79,618円)と比べて
弱め 35,000円89,800円Cが11,818円少ないBが10,182円少ない
中心 50,000円74,800円Cが26,818円少ないCが4,818円少ない
強め 70,000円54,800円Cが46,818円少ないCが24,818円少ない

境目の計算:124,800円−101,618円=23,182円、124,800円−79,618円=45,182円。

通常のBが相手なら、境目は23,182円。弱めの見込み(3.5万円)でも超えるので、Cはかなり余裕を持って有利です。

免除のBが相手だと、境目は45,182円。中心の見込みとは5,000円ほどしか離れていません。

!電池の劣化で逆転することも

中古店のイオシスでは、電池の最大容量が80%未満だと買取額が20%下がる基準があります。手取りが5万円から4万円に下がると、Cの負担は84,800円。免除のBのほうが5,182円少なくなります。

06タイプ別:あなたにはどれが合う?

A
今のスマホで困っていない人使い続ける

計算上いちばん安く、データ移行や機種選びの手間もありません。回線にも不満がなければ、何も変えずに終わらせるのも立派な選択です。

電池だけが不満なら

交換して使い続けても安く済みます。ドコモのiPhoneリペアコーナー(2026年8月の料金表)では、iPhone 16の電池交換は17,200円。これを足しても実質負担は66,960円で、買い切りCより7,840円少ない計算です。

修理代は補償の有無や依頼先で変わります。容量不足やカメラへの不満など、電池交換で解決しない悩みがあるなら、買い替えの差額を払う意味があります。

C
買い替えたい・次は長く使いたい人買い切り

売値を低めに見積もっても、通常の返却型より有利です。

  • 2年後の返却期限を気にしなくていい
  • 気に入れば3年、4年と使い続けられる
  • データ移行は1回で済む

注意

最初にまとまったお金が必要です。一括で払ったあとも、生活費に余裕があるか確かめてから選びましょう。

B
利用料の免除を使えて、売る手間を避けたい人次も返却型

買い切りとの差は約5,000円。中古店に売る手間や、相場が下がるリスクを負いたくないなら、十分に合理的な選択です。

免除には条件がある

今の「ドコモで買替えおトク割」は、2年後に次の機種をドコモで買い、購入日を含む31日以内に返却を申し込むなどが条件です。先に返却を申し込んでから機種を買うと対象外になります。適用条件

2028年にも同じ条件かはわかりません。また、免除のためにドコモで他店より高く買うなら、その差額もBの負担に足して比べましょう。

i手間の少なさも、大事な判断材料

端末も回線も替えて、特典の申請や返却期限も追いかける……となると作業はかなり増えます。浮くお金と手間を比べて、自分が管理しやすい組み合わせを選びましょう。

07通信費は、端末と別に見直す

「毎月のスマホ代が高い」のが悩みなら、新しい端末を買う前に、回線を見直すほうが効くこともあります。端末と回線は別々に選べます。

例:ahamoから日本通信に替えると(23か月)

2026年9月13日時点の基本料金。日本通信は1回5分かけ放題を選択。

ahamo(30GB・月2,970円)
68,310円
日本通信 合理的みんなのプラン(20GB・月1,390円)
35,270円

初期手数料3,300円込み

33,040円23か月の差。月1,580円の差なので、初期手数料は3か月で取り戻せます。A・B・Cのどれを選んでも同じだけ効きます。

回線を替えるときは、次の点も確かめておきましょう。

  • ドコモで買った端末の残りの支払いは、回線を移しても消えません。返却の手続きもドコモで続きます(回線がなくてもdアカウントで利用可)。
  • 切り替え月の料金の重なり、追加の通話・データ料金、なくなる家族割などは差し引いて考える。
  • 月20GBを超える人、5分以上の通話が多い人、ahamoの海外データを使う人には、この差はそのまま当てはまりません。

回線選びは関連動画「スマホはそのまま、回線を選び直す」でも解説しています。

08返すと決めたら:損しない5つの手順

!返却の申込は、取り消せません

申し込んだあとのキャンセルはできません。準備を全部済ませてから申し込むのが鉄則です。重要事項

  1. 今のスマホの買取査定を取る

    今回の例では、iPhone 16の買取が71,000〜95,000円、残価は89,760円。高く売れれば、返すより「残価を払って売る」ほうが得な場合もあります。

    上限でも差は5,240円で、付属品の欠品などですぐ消える程度です。なお、同じ端末を「返却」と「売却」の両方には使えません。

    【広告】売却も比較したい人へ

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    表示価格と実際の査定額は異なる場合があります。残債・端末の状態・ネットワーク利用制限による減額を確認してください。ネットオフの利用制限に関する条件も確認できます。査定の比較前に残価を一括精算したり、返却手続きを進めたりせず、契約上の選択肢を確認してから判断しましょう。

  2. 次のスマホを用意する

    月末に買った直後などは、同じ月のうちに返却を申し込めない場合があります。ぎりぎりにしないようにしましょう。

  3. データを移して、動作を確かめる

    写真・連絡先・認証アプリ・eSIM・キャッシュレス決済・スマートウォッチの連携まで、新しい端末で使えることを確認します。

  4. 返却を申し込み、期限までに届ける

    23か月目のうちに申し込みます。郵送なら、申込の翌月末までに到着が必要です。

    9月中に申し込む
    →
    10月末までに到着させる

    「月末に発送すればOK」ではなく、届いている必要があります。

  5. 初期化して発送し、最後まで見届ける

    Appleの手順で初期化します。iCloudと同期したまま写真を手で消すと、他の端末からも消えるので注意。発送記録を残し、査定結果と請求への反映まで確認したら完了です。

自分の数字で比べるための準備メモ

  • 今のスマホの残価・加入した月・今が何か月目かMy docomoで確認できます
  • 修理が必要かどうか(必要なら見積もり)
  • 次の候補の支払総額と、返すときの利用料他社からの乗り換え向け価格と、機種変更の価格を取り違えない
  • 今のスマホの買取査定額
  • 直近3か月のデータ量・通話・追加料金

これがそろえば、この記事と同じ手順で自分の答えが出せます。

09よくある質問

23か月目を過ぎたら、もう返せない?

返せます。24〜46か月目に返せば、申込の翌月以降の支払いは不要です。ただし、それまでに払った分は戻らないので、23か月目に返すより負担は増えます。残価を一括で精算すると使えなくなる点に注意してください。ドコモFAQ

売るつもりがない場合は、どれを見ればいい?

04章の「これから払う金額」を見てください。売らない人は、戻る金額を引きません。そのうえで、AとCは端末が手元に残り、そのまま使い続けられる点を加味して選びましょう。

傷や故障があっても返せる?

返せますが、状態によっては故障時の利用料がかかることがあります。この記事の計算は追加費用なしの例です。修理する前に、返却条件と修理見積もりの両方を確認しましょう。関連動画「ドコモ返却前に修理する?」も参考にしてください。

記事の価格は、今も同じ?

いいえ。端末価格・修理代・買取相場・回線料金は2026年9月13日時点の例です。自分で比べるときは最新の見積もりを使ってください。返却のルール(取消不可、期限、利用料の有無など)は、2026年9月29日にドコモ公式サイトで確認しています。

auやソフトバンクでも同じ考え方でいい?

「払う金額−売って戻る金額」で比べる考え方は同じです。ただし返却の条件や期限、利用料は会社ごとに違うので、この記事の数字はそのまま使えません。ドコモの早期返却向け「いつでもカエドキプログラム+」も仕組みが違います。

動画でも解説しています

記事と同じA・B・Cで、約29分かけて詳しく計算しています。見たい場面から再生できます。

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